月刊誌『人材教育』2016年04月号

今月号の特集は「そこそこ時代の『若手スイッチ』の入れ方」です。

安定志向が強く、モチベーションがあまり高くないと言われる最近の若手たち。
しかし、問題は彼らの側にあると決めつけていいのでしょうか。

社会環境、職場環境はスピーディーに変化し、若手の働き方、価値観も多様化しています。
また、ダイバーシティの広がりにより、女性や外国人社員の活躍が目立つようにもなりました。
仕事だけでなく、趣味、家庭生活などを重視する人も増えつつある一方で、
利益至上主義に限界を覚え、報酬より社会貢献や仲間との一体感などに価値を見出す若手も多いと思われます。

少子高齢化で人手不足が深刻化する中、企業は今こそ、若者のやる気の引き出し方を模索すべきだと考えます。
本特集では若手社員の立場に立った、新しい時代のモチベーションアップについて提言、具体策を紹介します。

人材教育 The Movie ~映画でわかる世界と人~ 第42回
「プラダを着た悪魔」川西玲子氏 時事・映画評論家

「プラダを着た悪魔」 2006年 アメリカ 監督:デヴィッド・フランケル

めざせ☆経営型人事 書籍に学ぶビジネストレンド 第37回
注目したい「 読書術」

ビジネスのトレンドを知っておくことは、経営や人材を考えるビジネスパーソンにとって必須である。 本連載では、データバンクに勤め、1日1冊の読書を20年以上続けてきた情報のプロが、最新のビジネストレンドと、それを自分のものにするためのお薦めの書籍を紹介する。

巻頭インタビュー 私の人材教育論
変化に対応できる組織は
“柔らかな気持ち”を持つ

鈴与は、静岡県を基盤とした140余りの会社が集まる一大グループ企業である。 近年では、航空事業「フジドリームエアラインズ」の経営にも乗り出し、注目を集めている。 柔軟に変化に対応し、“古くて新しい”同社を率いてきた会長に、その秘訣を聞いた。

OPINION1 今どき社員の“意欲の源”とは
モチベーションを上げる
「歩み寄り」と「未来志向」

組織や上司は、若者の成長のためにその“やる気”を刺激する策を講じなければならない。 しかし、若者のモチベーションは多様化しており、どうすればやる気を引き出すことができるのか、頭を悩ませる人事担当者は多い。 若手社員のモチベーション・マネジメントの方法を聞いた。

OPINION2 不安の除去と職場のサポートがカギ
若手社員の意欲を高める
「組織社会化」のアプローチ

若手社員が企業の中で高いモチベーションをもって働くためには、組織への適応と帰属意識の向上が欠かせない。 その「組織社会化」を進めるには、入社直後の働きかけが重要だ。 彼らの潜在能力を引き出し、働きがいをもたらす方法とは。 組織社会化研究の第一人者、学習院大学の竹内倫和氏に話を聞いた。

OPINION3 キーワードは「理解」と「改善の継続」
グローバル若手社員に
愛される会社づくり

実は海外の優秀な若手人材が注目しているのは日本企業である―こう語るのは高度外国人材の採用に詳しい柴崎洋平氏だ。 一方で、せっかく期待を抱いて入社した彼らがモチベーションダウンし、離職してしまうケースは後を絶たない。 グローバル社員の納得感を高める、風土と人事制度の改革とは。

CASE 1 JTBグループ
3年目、6年目の壁を乗り越える
若手の背中を押す“多様な仕掛け”

就職人気ランキングで常に上位に入るJTBグループ。 華やかなイメージがある旅行業界だが、実際は地道な業務も多く、中には入社後、モチベーションダウンする若手も見られるという。 一人ひとりのチャレンジ精神に火をつける3つの仕組みとは。

CASE 2 大里綜合管理
根底にあるのは会社の一途な志
“ありがとう”の心地良さが
若者のやる気を引き出す

本業とボランティアの割合が6:4。そんな異色の会社が存在した。 千葉県・大網白里市の不動産会社、大里綜合管理だ。 同社では、ボランティアを行うことで従業員のモチベーションが上がり、それが本業にも生きている。その秘訣はどこにあるのか。 社長の野老真理子氏に話を聞いた。

Column 成熟社会とSNS文化が彼らを「大人しく」した!
今どきの若者との向き合い方

現在の若手社員が産声を上げた1990年代以降に起こった出来事といえば、バブル経済の崩壊にIT 革命、さらにはイラク戦争やリーマンショック、東日本大震災など、ショッキングなものばかり。 低成長時代に生まれ育った彼らの価値観や仕事観とは。 現代の若者の心をよく知る、原田曜平氏に聞いた。

理論と実践でやる気の本質を学ぶ
『公認モチベーション・マネジャー』資格

働く力の源泉となるモチベーションをどのように高めれば良いのか──これを理論と実践の両面から学習し、身につけることができる『公認モチベーション・マネジャー』資格に注目が集まっている。 今回、モチベーションに関する2 人のプロフェッショナルが、こうした資格が注目される背景と、資格を活用しながらどのようにして働く人のモチベーションを高めていくべきかを話し合った。

寺田佳子のまなまな 第4回
日本大学生産工学部創生デザイン学科 三井和男教授に聞く
「幸せなキモチの構造デザイン論」(後編)

今回の「まなまな」は、前回に引き続き、日本大学生産工学部創生デザイン学科の、三井和男先生です。 学生たちの興味と好奇心を掻き立て、学びへの関心を引き出すための三井先生の秘策に迫ります。

負けないマネジャーのための孫子 第19回
孫子の教えがマネジャーにもたらすもの

残念ながら、最終回です。 「孫子」の教えはマネジャーに何をもたらしてくれるのでしょうか。 総復習をしましょう。

常盤文克の「人が育つ」組織をつくる
第10回 自然は我が師・我が友(前編)

元・花王会長の常盤文克氏が、これからの日本の企業経営と、その基盤となる人材育成の在り方について提言する本連載。今回からは少し視点を変え、自然界の動植物の生きざまや生態系から学ぶ、経営や人づくりに活かせる「知」について考えます。

組織と個人の問題に効く!
心理学ミニゼミナール 第7回 先送りと「ヒューリスティックス」

心理学の理論は、人事・人材開発の仕事にとって重要な手がかりです。 そこで、“使える”知見を、心理学ジャーナリストの佐々木正悟氏が解説します。

社労士が斬る
イマドキお悩み相談
第13回 頑張り過ぎる社員

働く人の価値観の多様化から「働き方」も変化し、現場の管理職の悩みも“イマドキ”なものになってきています。 そんなイマドキな悩みの解決方法を、社労士の藤原先生が紹介します。

TOPIC KAIKAカンファレンス2016レポート
人の成長と組織の活性化のために
これから人事は何をすべきか

人事や人材開発における諸課題の解決をテーマに、 今年も「KAIKAカンファレンス」が開催された。 2014年のリニューアル後、3回目を迎えた今回は、 どのようなプログラムが展開されたのか。 その模様の一部をレポートする。

人材教育最前線 プロフェッショナル編
一歩踏み出すことが
会社の成長につながる

世界160カ国以上に医療機器や医薬品などを供給するテルモ。「医療を通じて社会に貢献する」という企業理念を掲げる同社で、人材育成を担う人材開発室長の前田浩司氏は、人事と営業の現場を通じ、その理念の重みを肌で感じてきた。「私自身、現場での経験があって、今がある。 その場その場で一生懸命やり通せば、必ず新しい道が開ける」。一歩踏み出すきっかけや意欲を発揮できる機会を提供し、働きがいを感じてもらうことで、個人が成長し、会社の成長へとつながる―。そんな循環を築くことが前田氏の目標だ。

業界別育成課題とポイント
資格試験と大学課程で
信頼される代理店・募集人を育む

製販分離――。損害保険業界は、保険商品を作る損保会社とそれを販売する損害保険代理店(募集人)が分かれているのが特徴だ。 総数約206万人という多数の募集人の人材育成は、どう進められているのか。 日本損害保険協会に聞いた。

セミナー・イベントレポート
国際ビジネスコミュニケーション協会
出版記念フォーラム
VUCA時代のグローバルリーダー育成を考える
~「地球人財」がグローバル時代を勝ち抜く~

国際ビジネスコミュニケーション協会は昨年12 月、グローバル人材育成支援の一環として開催している「地球人財創出会議」の講演・議論の内容を書籍化した『日本発、世界に飛躍「地球人財」がグローバル時代を勝ち抜く』(ダイヤモンド社)を上梓した。その出版記念として、「グローバル時代を勝ち抜くために、個人や組織はどうあるべきか」をテーマに開催されたフォーラムの内容を紹介する。 開催日:2016年2月10日 会場:ベルサール半蔵門 主催:一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会

人事の職場拝見! 第62回 認定NPO法人 フローレンス
WAYの浸透が働き方に革命を起こす
現場スタッフの育成システム改革

病児保育や保育園の運営などを手がける認定NPO 法人フローレンス。一方で、日本の働き方に 革命を起こすべく、取り組みを進める。人事チームはその中心的役割を果たす存在だ。