月刊誌『人材教育』2016年06月号

今月号の特集は「グローバル時代の人事評価対応」です。

日本企業のグローバル化は急速に進んでいます。
しかし、グローバルで活躍する人材に対応する人事制度、
中でも「評価制度」については、頭を悩ませている企業や
人事担当者が多いのではないでしょうか。

人事評価の仕方に納得ができず、離職する外国人材も多いといいます。

せっかく確保した優秀な人材を活かすためにも、彼らの納得感を
高めるような評価の仕組みと、その効果的な運用が求められます。

そこで本特集では、グローバル人材を活かすための人事評価について提言し、その具体策を紹介します。

第一線で活躍する講師陣による
「超実践型」ビジネススクール

今年5 月、要注目のビジネススクールが開講した。経営支援・M&A アドバイザリー企業のフロンティア・マネジメントが運営する「フロンティア・ビジネススクール(FBS)」である。FBS の特徴は、同社で活躍する現役の経営コンサルタントやM&A アドバイザーが講師となり、講師自らが担当・経験した事例を受講者が疑似体験できる、「超実践型」の講義にある。同社代表取締役の松岡真宏氏に、FBS 開講の目的や授業の特徴などを聞いた。

人材教育 The Movie ~映画でわかる世界と人~ 第44回
『インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実』川西玲子氏 時事・映画評論家

「インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実」 2010年 アメリカ 監督:チャールズ・ファーガソン

めざせ☆経営型人事 書籍に学ぶビジネストレンド 第39回 「地政学」から世界を考える

ビジネスのトレンドを知っておくことは、経営や人材を考えるビジネスパーソンにとって必須である。 本連載では、データバンクに勤め、1日1冊の読書を20年以上続けてきた情報のプロが、最新のビジネストレンドと、それを自分のものにするためのお薦めの書籍を紹介する。

巻頭インタビュー 私の人材教育論
育成のキーワードはグローバル化、
リマーケティング、技術革新

技術革新が進み、市場環境が大きく変わろうとする今、IT 業界にはこれまでには求められなかったさまざまな力が必要とされている。 急速に海外売上比率を伸ばすNTTデータは国内、海外事業を担う新たな人材像をどう描くのか。 不透明な未来において価値を生み出せる人の育て方を、岩本敏男社長に聞いた。

OPINION1 必要なのは覚悟とプロ意識
グローバル人事制度推進を阻む
日系企業2つの壁

グローバルに対応する人事制度の必要性については、この20年ずっと議論されてきた。 しかし、どれほどの企業が、導入に成功しているといえるだろうか。 早稲田大学政治経済学術院の白木三秀教授は、日系企業のグローバル化が進まない原因は、2つの壁にあるという。その解決策を聞いた。

OPINION2 優秀な人材のリテンションのために
フィードバックを重視し
現場主導の評価制度に

世界的な人材の争奪戦が起きている。 注目したいのは、先進的なグローバル企業で広がる「日常的なフィードバックを重視した評価制度」である。 日本企業は、この変化をどう受け止めるべきなのか。 グローバル人事評価制度に詳しい土田昭夫氏に聞いた。

OPINION3 フィードバックは、まめに明確に
外国人部下を納得させる
評価とコミュニケーション

グローバル化を進めているが、外国人材がすぐ辞めてしまい、なかなか定着しない……。 そんな悩みを抱えている企業は少なくないはずだ。 その原因は処遇への不満にあると考えてしまいがちだが、グローバル人材戦略研究所の小平達也氏は「外国人材をリテンションするのは、納得できる評価」だと言い切る。 それは、いったいどのようなものなのか。

CASE 1 楽天
能力と役割を分割
“楽天主義に基づく行動”を重視した
世界共通の評価制度

インターネット・サービスを提供する楽天のグローバル化施策といえば、「社内公用語英語化」や「多国籍な社員が働きやすい職場づくり」の印象が強い。 だが同社では、さらに一歩踏み込んで、全社員を対象に世界共通の人事考課制度を設けている。制度導入に向けて配慮したポイントなどを、担当者に聞いた。

CASE 2 日立製作所
人財マネジメントの在り方を変える
グループ・グローバル共通の評価
「グローバル・パフォーマンス・マネジメント」

2009年3月期に過去最大の最終赤字に陥るも、大胆な経営改革を行い、V字回復を果たした日立製作所。 同社が2011年から強力に推進しているのが、“グループ・グローバル共通の人財マネジメント”の構築だ。 その一環で導入された評価制度が「グローバル・パフォーマンス・マネジメント(GPM)」。 導入から現在の運用状況に至るまで、話を聞いた。

特別インタビュー
確実に来る現実から目を背けず
グローバルな“意識”を持て!

2009年に家電量販店から外国人旅行者向けの免税店へと業態を転換、今や国内最大規模の免税店へと成長したラオックス。 再建を導いたのが、代表取締役社長の羅怡文氏である。 「ラオックス大学」で育成を強化しながら、さらなる成長をめざす羅氏に、グローバル人材の育成に対する考えを聞いた。

世界で求められる能力とは何か?
真のグローバル人材を育む
プレセナ社の育成プログラム

問題解決を核に、集合研修、研修内製化支援、e ラーニングなどを通して企業の成長を支援するプレセナ・ストラテジック・パートナーズ。トヨタ、三菱商事などの一流企業を顧客に持つ同社が新たに開発したグローバル人材育成プログラムは、大手企業からも注目を集め、導入社数も増加している。そもそも同社がなぜグローバル人材育成に関わったのか、同社のプログラムの特徴は何か、創業者の高田貴久氏にお話を伺った。

日本語を学ぶ外国人従業員を
インストラクターが
親身に支援する
「KUMON日本語プログラム」

近年、日本国内に勤務する外国人従業員が増えているが、中には、十分な日本語力を持たずに来日する従業員も少なくない。こうした在日外国人が日本語力を高めるための手段として注目されるのが、公文教育研究会の「KUMON 日本語プログラム」だ。学習者一人ひとりに担当インストラクターがつき、指導するところに定評がある。今回は、インストラクターを務める蔭井真有美氏に、この仕事への思いや、普段心がけていることなどを聞いた。

“スマホ時代”にふさわしい
「Self-Developing Organization
(自ら・開発する・組織)」の実現を

今や、大半の人が利用しているスマートフォン。知りたい情報がすぐに入手でき、SNS などを活用したコミュニケーションも盛んに行われ、人々の生活になくてはならない存在となっている。このような時代の中で、IT を活用した人材マネジメントはどうあるべきか。人材育成ソリューションの新バージョンをリリースした、サムトータル・システムズ代表取締役社長の平野正信氏に聞いた。

グローバルなモノづくり企業の
現場を強くする
「Monodzukuri Test」とは?

国家検定「機械保全技能検定」の指定機関であり、「自主保全士」資格の主催団体でもある公益社団法人日本プラントメンテナンス協会(Japan Institute ofPlant Maintenance、以下JIPM)。JIPM は、2014年度よりグローバル企業の現場における人材育成を支援するためタイ語の「Monodzukuri Test」を実施し、さらに英語版の作成も進めているという。Monodzukuri Test の意義や実施状況について、JIPMの鈴置智、角田英政の両氏にお話を伺った。

連載 中原 淳の学びは現場にあり!  第37回(後編)
育成の現場へ行き、言葉の力で背中を押す
“勝たせるコーチ”より
“成長させるコーチ”を増やせ!

前回(第36回)に続き、お届けするスペシャル企画。 ガンバ大阪でコーチ育成に携わる上野山信行氏は、世界で活躍する多くのサッカー選手をユース時代から育てたサッカー指導者だ。上野山氏の長年来の知己、ヤフーの本間浩輔氏は、自ら育成の現場に赴き、すぐそばでコーチを指導する彼の手法に注目する。

寺田佳子のまなまな 第6回
華道家 ベルスマ敦子氏に聞く
「花にいかされて世界を結ぶ」

今年は日本・ベルギー友好150 周年。 文化交流の歴史を象徴する催しが両国で行われます。 そこで今回は、ブリュッセルを拠点に活躍する華道家・ベルスマ敦子さんに、「いけばな」を通して見た、日本と海外の学びの違いについてお話を伺いました。

常盤文克の「人が育つ」組織をつくる
最終回(第12回)「よき仕事」とは何か

元・花王会長の常盤文克氏が、これからの日本の企業経営と、その基盤となる人材育成の在り方について提言する本連載も、いよいよ最終回。今回は、仕事観・労働観についての歴史を振り返りながら、よい仕事とは何か、人を育てることとは何かを考えます。

外国人材の心をワシづかみ!
日本発のマネジメント
第1回 アジア太平洋の勤労観をつかむ

世界の人材争奪戦において世界に遅れをとる日本。 打開策は現地の人々のより深い理解、そして日本企業ならではの育成、伝統にある――。 異文化マネジメントに精通する筆者が、ASEANを中心としたグローバル人材にまつわる問題の解決法を解説します。

グローバル調査レポート 第13回
ビジネスパートナー人事に必要な
9つのコンピテンシーと4つの活動

デイビッド・ウルリッチ教授らによって1987年からグローバルに行われてきた「HRコンピテンシー調査」。 今回初となる日本企業の調査参画により明らかとなった興味深い結果を、調査に関わった日本能率協会と守島基博氏(一橋大学大学院教授)が解説・分析。 日本企業の人事・人材開発部門に、調査の活用法も提案する。

社労士が斬る
イマドキお悩み相談
第15回 期待外れの中途採用社員

働く人の価値観の多様化から「働き方」も変化し、現場の管理職の悩みも“イマドキ”なものになってきています。 そんなイマドキな悩みの解決方法を、社労士の藤原先生が紹介します。

組織と個人の問題に効く!
心理学ミニゼミナール 第9回 「できる」イメージを保つ

心理学の理論は、人事・人材開発の仕事にとって重要な手がかりです。 そこで、“使える”知見を、心理学ジャーナリストの佐々木正悟氏が解説します。

人事の職場拝見! 第64回 アイル
機能体と共同体を両立
バーチャルに頼らない育成施策

システム構築やWeb サイト制作を通じて企業の経営をサポートするアイル。同社の人材育成は、 リアルさを重視し、対面や手書きの機会を設けることで共通意識の醸成を図る。その手法とは。