月刊誌『人材教育』2017年01月号

労働人口の減少や働く人の多様化、AIの開発・導入など、
大きく急激な変化が、私たちの職場に迫っています。

それに伴い、今後ますますビジネスパーソンの働き方や、
企業が求める人材像は激変していくでしょう。

人材育成や組織開発の方法、働きやすい環境の整備にも、
それは密接に関わってきます。

具体的に企業(経営)や人事・人材開発部門は、
どういった変化に備える必要があるのでしょうか。

AI、働く場、経済学など、下記の専門家に、
近未来ともいうべき2030年の「働き方と人材要件」を予測のうえ、
未来に備えるための叡智をお聞きしました。

行木陽子氏 日本IBM 技術理事
谷口政秀氏 イトーキ/オフィス総合研究所 所長
中島隆信氏 慶應義塾大学 商学部 教授
原田曜平氏 博報堂ブランドデザイン 若者研究所 リーダー 
出口治明氏 ライフネット生命保険 代表取締役会長
厚切りジェイソン氏  お笑い芸人/IT企業役員 
熊野英一氏 株式会社子育て支援 代表取締役  
山本 寛氏 青山学院大学 経営学部 経営学科 教授

人材教育 The Movie ~映画でわかる世界と人~ 第51回
「きっと、うまくいく」川西玲子氏 時事・映画評論家

「きっと、うまくいく」 2009年 インド 監督:ラージクマール・ヒラニ

めざせ☆経営型人事 書籍に学ぶビジネストレンド 第46回
2017年を予想する!!

ビジネスのトレンドを知っておくことは、経営や人材を考えるビジネスパーソンにとって必須である。 本連載では、データバンクに勤め、1日1冊の読書を20年以上続けてきた情報のプロが、最新のビジネストレンドと、それを自分のものにするためのお薦めの書籍を紹介する。

セミナー・イベントレポート Global HR Forum Japan 2016
リンクグローバルソリューション
トークセッション
日本人のグローバルリーダー輩出に向けて

日本人がグローバルリーダーとして世界で活躍するために必要なことは何か。経営幹部を対象にグローバルリーダー育成を行う世界トップクラスのビジネススクールIMDの高津尚志氏と、将来のグローバルリーダー輩出に向けて、学生の留学を促進する文部科学省官民協働プロジェクト「トビタテ!留学JAPAN」の船橋力氏、そしてリンクグローバルソリューション取締役の日髙達生氏が語り合った。※「GLOBAL HR FORUM JAPAN 2016」(2016 年10月12日開催)でのトークセッションを編集したものです。

巻頭インタビュー 私の人材教育論
「やってみなはれ」に
込められた人づくりの本質

「キャリア支援企業表彰2013」において厚生労働大臣表彰企業として選定されるなど、社員の成長支援で評価を受けているサントリー。 2015 年には人材育成を強化するため、「サントリー大学」も開校した。 その根底にある哲学「やってみなはれ」の言葉に込められた人材育成に関わる思想を、鳥井信吾副会長に聞いた。

新春特集 働き方と人材の未来

 2016年を振り返れば、イギリスのEU離脱や、ドナルド・トランプ氏の米国次期大統領選出など、世界の政治経済や社会の動きは、大きな変化の中にある。日本経済にもその影響が出ることは避けられず、国内だけを見ても、労働人口の減少を筆頭とする大波が、日本企業に迫っている。 今後ますますビジネスパーソンの働き方や、企業が求める人材像は変化していくことだろう。  具体的に企業の経営陣や人事・人材開発部門は、どういった変化に備え、どのように人材や組織を開発したり、環境を整えたりする必要があるのか。  それを明らかにするため、AI、働く場や経済等、現在の大きな変化について詳しい識者に、近未来とも言うべき2030年の未来を見据えた“ 働き方”と“人材要件”を予測してもらい、変化に備えるための観点や叡智、提言を聞いた。今後の方向性を見極める羅針盤としてほしい。

AI から見る未来 
AI時代に活躍するのは
情報精査・判断力、共感力のある人材

幅広い分野でAI(人工知能)の活用が進んでいる。 AIは人から仕事を奪うのでは、という懸念もあるが、日本IBMの行木陽子氏は「AIはベース技術。そこに施すソリューショニングによって、気の利く私設秘書にも、高度な知識を持った専門家にもなる」と示唆する。 AIとソーシャルウェアの専門家が予見する、近未来の働き方とは。

ワークスペースから見る未来 
まだ見ぬ世界を創造する
「働き方3.0」とは

未来に向け、従来とは一線を画した発想を生み出していける環境として、人材や働き方、そして働く場は、どのように進化していくべきなのか。 イノベーションを生み出す機会や空間の研究と実践を進める、イトーキオフィス総合研究所所長の谷口政秀氏に聞いた。

経済学から見る未来 
労働資源を大切に扱い
“真のダイバーシティ”の実現へ

人口減少・少子高齢化が確実視される中、これからの企業はどうあるべきか。 慶應義塾大学の中島隆信教授が提言するのは、“真のダイバーシティ”の実現である。 そのヒントとなるのが、「比較優位」の考え方。 経済学的見地から見た、2030年に向けた見直しの方向性とは。

若者の傾向から見る未来 
“まったり派”のハートをつかみ、
超エリートを狙い撃て

未来の企業の中核を担う若者たち。 中でも「不可解」とされるのは、10 ~ 20 代くらいの「さとり世代」だ。 若いのに悟ったような言動が目立つことから、こう呼ばれるようになった。 彼らが望む働き方とは。人事は彼らにどう向き合うべきなのか―。 現代の若者の心理に詳しい原田曜平氏に聞いた。

経営的視点から見る未来 
「飯・風呂・寝る」から
「人・本・旅」へ転換せよ

深刻な少子高齢社会を突き進む日本。 高度成長のベクトルが消失した今、政府や企業、そして個人は、どんな構造転換をしなくてはならないのか。 世界の政策や統計データ、そして経営に造詣の深い出口治明氏が知見を踏まえ、具体策を提言する。

アメリカ人が見る、日本人の未来 
厚切りジェイソンが斬る
“Why Japanese People & Company!?”

お笑い芸人として活躍しながら、IT企業の役員も務める厚切りジェイソン氏。 来日して5年、Twitter ではフォロワーの人生相談にも応じていた氏が、日本企業やビジネスパーソンの今と未来を、過激に警告する!

子どもの教育から見る未来 
一人ひとりの価値を上げる!
“やる気エンジン”の回し方

「一人ひとりの“価値提供力”を上げれば、人口減少による生産性の低下をカバーできる」こう話すのは子育て、アドラー心理学に詳しい熊野英一氏だ。 未来への希望が湧く子育て支援対策とは。 そして、子どもや若者のやる気を高める方法とは――

~まとめとして~
人事・人材開発から見る未来 
7人の提言から読み解く
未来に向けての備え

ここまで、AI、ワークスペース、経済学、若者の傾向、経営的視点、海外(アメリカ)、子どもの教育という7つの視点から、日本の“ 働き方と人材の未来”を見てきた。我々は、7人の提言から何を学び、今後の施策にどう活かしていけばよいのか。 企業のHRM(人的資源管理)に詳しい山本寛教授が、検討すべき論点と求められる対応を語る。

寺田佳子のまなまな 第13回
日本橋「いづもや」三代目店主 岩本公宏さんに聞く
「老舗」の挑戦

今回のお相手は、日本橋「いづもや」の店主・岩本公宏さん。 老舗鰻店の三代目として生まれ、大学卒業後は修業を積み、やがて「デパ地下への新規出店」という大きなチャンスを手にします。 鰻の魅力と自分の感覚を信じ、新たな挑戦を続けてきた岩本さん。 歴史と伝統のある老舗ならではの“学び方”に迫ります。

人材教育最前線 プロフェッショナル編
人が組織をつくり、成長させる
経験が導いた〝杖〞としての人事

大手総合化学メーカー、旭化成。人事部門トップである橋爪宗一郎氏は、「人事は、社員の“杖”であるべき」と話す。 教育訓練担当として、製造・開発拠点で研修の企画に明け暮れた。会社の枠を越えた勉強会では、人の育成について、真剣に考え続けた。タイでは、事業を立ち上げる中で、スタッフが自立していく過程を目の当たりにした。これら一つひとつの経験が育んだ橋爪氏の確たる「人材育成観」、そして“杖”の真意について、話を聞いた。

人材育成を“可視化”する!
第1回:今、なぜ人材育成のグランドデザインなのか

現場力を高め、変革をリードする人材の育成に欠かせないものは何か。 それは可視化できるような人材育成の「仕組み」をつくることである。属人的にならない仕組みを構築し、共有・運用していくことは、人材育成における基本ともいえるが、果たしてどれほどの企業でこれが確立されているだろうか。本連載は、経営と現場の視点で、人材育成の仕組みづくりについて解説する。

外国人材の心をワシづかみ!
日本発のマネジメント
第8回 人生の転機になる海外勤務とは

世界の人材争奪戦において遅れをとる日本。 打開策は現地の人々のより深い理解、そして日本企業ならではの育成、伝統にある―。 異文化マネジメントに精通する筆者が、ASEANを中心としたグローバル人材にまつわる問題の解決法を解説します。

心理学×企業調査で検証
パフォーマンスを高めるチーム開発
第3回 成果を上げるチームのリーダーとは

九州大学と九州大学TLOが行ったフィールドリサーチを元に、チーム開発について紹介する本連載。前回は、高業績チームに備わる“4つの機能”をチームに根づかせるための方法を紹介した。 今回は、チームづくりを行うリーダーの在り方について考えたい。

社労士が斬る
イマドキお悩み相談
第22回 在宅勤務導入で、気をつけることは?

働く人の価値観の多様化から「働き方」も変化し、現場の管理職の悩みも“イマドキ”なものになってきています。 そんなイマドキな悩みの解決方法を、社労士の藤原先生が紹介します。

企業事例 シー・アイ・シー/しんきん保証基金/パーカー熱処理工業
参加企業が語る異業種交流型
公開セミナーの魅力とは?

日本能率協会マネジメントセンター(以下、JMAM)は、異なる背景を持つ参加者同士が研鑽し合う異業種交流型の学びの場として、公開セミナー「JMAMビジネスカレッジ」を開催している。今回、ビジネスカレッジに参加した企業の人事担当者3名を招き、異業種交流の魅力について語っていただいた。

TOPIC eラーニングアワード2016フォーラムレポート
より進化したICTの活用で、
劇変する企業や学校の“学び”の姿

今年で6回目を迎えた「eラーニングアワードフォーラム」は、eラーニングを取り巻く現状と未来について豊富な事例と共に紹介・発表・議論する総合フォーラムだ。 ビッグデータやAI、IoTといったキーワードと共に、“学び”に革命的進化が起こりつつある中、企業や学校の現場ではどんな変化が起こっているのか。最新動向の一部をレポートする。