月刊誌『人材教育』2017年04月号

今月号の特集は「新入社員のよい習慣づくり」です。

新入社員を受け入れる準備は整いましたか?

何でも吸収しようという意欲に溢れる入社1年目のうちに、
ぜひ身につけさせたいのが、“よい習慣”ではないでしょうか。

成果を上げるビジネスパーソンと、そうでない人の違いは
小さな習慣の積み重ねにあるといえます。
仕事の進め方、考え方、日々の過ごし方……
よい習慣を身につけることが、新入社員のその後の成長につながるのです。

では、新入社員の成長につながるよい習慣づくりは、
どのように進めていけばよいのでしょうか。
識者の声と企業の取り組み事例を通して、そのポイントを探ります。

人材教育 The Movie ~映画でわかる世界と人~ 第54回
「ハドソン川の奇跡」川西玲子氏 時事・映画評論家

「ハドソン川の奇跡」 2016年 アメリカ 監督・製作:クリント・イーストウッド

めざせ☆経営型人事 書籍に学ぶビジネストレンド 第49回
今、取り組むべき「習慣化」

ビジネスのトレンドを知っておくことは、経営や人材を考えるビジネスパーソンにとって必須である。 本連載では、データバンクに勤め、1日1冊の読書を20年以上続けてきた情報のプロが、最新のビジネストレンドと、それを自分のものにするためのお薦めの書籍を紹介する。

巻頭インタビュー 私の人材教育論
患者さんファーストの構想力で
世界に挑むイノベーター集団をめざす

2014年に画期的ながん治療薬「オプジーボ」を世界に先駆けて発表した小野薬品工業。 その後、薬価の緊急引き下げによる影響を受けながらも、売上規模は2017年3月期予想で前期比50%増の約2400 億円を見込む。 企業買収を繰り返し巨大化を図る同業が多い中、同社は独自の戦略に基づき着実な成長をめざす。 その鍵を握る人財育成について、相良暁社長に聞いた。

特集
新入社員の“よい習慣”づくり

新入社員を受け入れる準備は整っただろうか。 何でも吸収しようという意欲に溢れる入社1年目のうちに、ぜひ身につけさせたいのが“よい習慣”である。 仕事の進め方、考え方、日々の過ごし方……。 成長につながる習慣づくりは、どのように進めていけばよいのか。 識者の声と企業の取り組み事例を通して、そのポイントを探る。

OPINION1 フィードバックのゴールデンタイムは、1週間以内
新入社員の“習慣化”に必要なのは
行動の具体化と十分なフォロー

「新人に、早く良い習慣を身につけさせたい」―。 多くの人事・教育担当者や現場管理職が、そう考えて教育を行っているはずだ。 だが、いったいどれだけの新人が教えられたことを実践し、習慣として身につけることができているのか。そこにたどり着くには、企業側にも“ 教える”にとどまらない工夫が必要だろう。 新入社員の習慣化に必要なことは何か。「習慣化コンサルタント」として、社員教育の定着化支援や働き方改革コンサルティングを行う古川武士氏に、そのポイントを聞いた。

OPINION2 キーワードは「振り返り」
経験から学ぶ習慣をつける
新入社員研修のつくり方

「新入社員に身につけさせたいのは“ 現場で戦える力”。 配属後、人事が支援できる余地は小さくなる。新入社員研修中に学んでほしい」そう語るのは、長年、採用や人材育成に携わってきた、ぐるなびの執行役員、田中潤氏だ。 中でも重視する “ 経験から学ぶ習慣”をつけてもらうための新入社員研修での工夫を聞いた。

OPINION3 できたことの見える化と共有で自信を深める
生活習慣のセルフケアで
自己を認め、受け入れる力を育む

最も身近な習慣づくりに、「生活習慣」が挙げられる。 食事、運動、睡眠が健康に大きく関わることは周知の事実だ。 だが、生活習慣の習得は、その人の社会性、さらには人との関わり方にも影響するという。 よい生活習慣の身につけ方とは。また、それを入社時の教育に活かすには。 生活習慣指導の有識者に、話を聞いた。

SPECIAL COLUMN 前ラグビー日本代表メンタルコーチが教える
行動の定着化を図る“考える”習慣

スポーツの世界、特にチーム力が問われるような競技では、個々の選手の望ましい習慣が試合結果にも良い影響を与えているようだ。 彼らはどのようにして“良い習慣”を身につけているのか。 2015 年のワールドカップで活躍した、前ラグビー日本代表メンタルコーチに、新入社員にも行える“ 習慣づけ”のヒントを聞いた。

CASE 1 あいおいニッセイ同和損害保険
OJTノートを活用し、会社ぐるみで新人をフォロー
プロフェッショナルを育てる
「真似る」「振り返る」習慣づくり

仕事の基本を学び、成長するうえで、不可欠な習慣がいくつかある。 あいおいニッセイ同和損害保険では、入社早々の新人にそれらを身につけさせるべく、長期にわたる合宿型研修を行い、配属後は1冊のノートできめ細かく成長を支える。 習慣づくりのユニークな仕組みと工夫を聞いた。

CASE 2 グローリー
押しつけでは、成長につながらない
自ら学び、考える習慣をつける
“気づき”の仕掛け

通貨処理機のリーディングカンパニー、グローリーが近年力を入れているのが、30歳までの若手社員に対するキャリア教育だ。 ポイントは、押しつけではなく、自ら「よし、やろう!」「やらなきゃ!」と思わせる仕掛けづくり。 継続的に気づきの場を提供することで、主体的に成長していく意識と習慣を身につけさせている。

CASE 3 東京急行電鉄
自社のDNAの理解に加え、生活習慣や学ぶ習慣も身につく
共に生活し、共に学ぶ全寮制生活で
“連携する力”を高める

東京急行電鉄では、人材育成のために、大卒・大学院卒の総合職新入社員に対して、約1年間の全寮制生活を義務づけている。 寮生活は2人1部屋を基本とし、さまざまな職場での業務研修と併せて、木曜の夜には集合研修を行う。一見窮屈にも思えるこの生活は、 意外にも新入社員に好評だという。 50 年以上続く伝統の寮で、若者たちは何を学び、どんな習慣を身につけるのか。

「失敗との関わりとパフォーマンスに関する調査」より
研修での学びをパフォーマンス向上につなげる
“失敗”との向き合い方

研修で学んだことを職場で応用し、パフォーマンス向上につなげられるのは、どのような人材なのか。 それは、職場での実践を積極的に試み、失敗しても乗り越えようと挑戦や努力を続けられる人材、そのような姿勢を“ 習慣”にできている人材なのではないか。 そこで、今回はビジネスパーソンを対象に失敗の「受け止め方」、失敗への「関わり方」について、調査を行った。 研修で学んだことを職場でのパフォーマンス向上につなげられる人材と失敗との関係を探る。

セミナー・イベントレポート
JECC seminar 2017
採用ミスとは言わせない! 新入社員1年間の育て方
新入社員と人事・受け入れ側の
三位一体で「入社3カ月の壁」を突破する

新入社員が突き当たる、「入社3カ月の壁」。うまく乗り越えることができずに離職してしまう者も少なくない。こうした状況を受けて、行動理論改革モデル(行動を決定する判断の土台となる行動理論そのものを改革することで、行動自体を変え、定着させるモデル)を提唱するジェックが、新入社員育成をテーマに公開セミナーを行った。同社インストラクターの冨岡昭嘉氏がセミナーで語った内容を紹介する。

新入社員に「よい習慣」を
身につけてもらうためには

新入社員がよい習慣を身につけるために、会社はどのような支援をすればよいのだろうか。日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)が2016年6 月に実施した「新人の『働き方』と指導者の『接し方』に関する意識調査」からうかがえる新入社員教育の現状を踏まえ、よい習慣の身につけ方や、人事・教育部門ができる支援について、JMAM の斎木輝之氏、小澤亜衣子氏、竹田洋介氏に聞いた。

連載 中原 淳の学びは現場にあり!  第41回
多国籍メンバーが
働くIT企業の学び

サイトエンジンは、訪日情報サイトを運営する小さなベンチャー企業です。 日本の会社ですが、外国人スタッフを採用し、日本の観光情報の記事を各国の言語で配信。 さまざまな国から来たスタッフが共に働く職場を取材しました。 取材・文/井上 佐保子 写真/宇佐見 利明

寺田佳子のまなまな 第16回
セキスイハイム 営業職 油谷渚さんに聞く
自信のつくりかた

セキスイハイムで営業職として働く油谷 渚さんが今回のお相手。 「家を建てる」というハードな仕事に就き、契約が取れず落ち込む日々を乗り越え、今や入社4年目にして数々の表彰歴を持つ凄腕の営業ウーマンです。 そんな彼女の努力と奮闘について、素敵なモデルハウスでお話を伺いました!

外国人材の心をワシづかみ!
日本発のマネジメント
第11回 日本の勤労観を世界に発信する

世界の人材争奪戦において遅れをとる日本。 打開策は現地の人々のより深い理解、そして日本企業ならではの育成、伝統にある―。 異文化マネジメントに精通する筆者が、 ASEANを中心としたグローバル人材にまつわる問題の解決法を解説します。

人材育成を“可視化”する!
第4回:質のよいコースの設計手法

現場力を高め、変革をリードする人材の育成に欠かせないものは何か。 それは可視化できるような人材育成の「仕組み」をつくることである。属人的にならない仕組みを構築し、共有・運用していくことは、人材育成における基本ともいえるが、果たしてどれほどの企業でこれが確立されているだろうか。本連載は、経営と現場の視点で、人材育成の仕組みづくりについて解説する。

ATDの風 HR Global Wind from ATD
<第1回> ATDと、グローバルな人材開発のトレンド

米国で発足した人材・組織開発の専門組織ATD(タレント開発協会)の日本支部ATD-IMNJが、テーマ別にグローバルトレンドを紹介します。

人材教育最前線 プロフェッショナル編
社員の“当事者意識”を促し
エンゲージメントを高める積極的人事

外資生保大手のマニュライフ生命では、“攻めの人事”を実践している。グローバル化を意識した研修制度の刷新と同時に、働き方変革と社員のエンゲージメント向上に力を入れる。その取り組みは、民間調査で「エンゲージメントの高い企業」に選定されるなど、外部からも注目を浴びている。 同社の変革の立役者といえるのが、人事部門トップの前田広子氏である。 金融の第一線で活躍していた時代から、人事に思いをはせていたという前田氏。同氏が考える、人事のあるべき姿とは。

TOPIC KAIKAカンファレンス2017レポート
VUCA時代に日本企業が選ぶ
組織と人づくりの選択肢【前編】

人・組織づくりの先進事例が集まる「KAIKAカンファレンス」。 2014年のリニューアル後、4回目を迎えた今回は、グローバル展開に伴い、人材マネジメントを大きく転換する最中の日本企業の具体的事例や、パフォーマンス・マネジメントの方法、AIの導入なども報告された。2号にわたり、その模様の一部をレポートする。

社労士が斬る
イマドキお悩み相談
第25回 人脈は誰のもの?

働く人の価値観の多様化から「働き方」も変化し、現場の管理職の悩みも“イマドキ”なものになってきています。 そんなイマドキな悩みの解決方法を、社労士の藤原先生が紹介します。

教育研修を体系的に設計する力を養う
戦略実現に貢献する
教育体系構想力レベルアップコース

企業内の教育研修担当は、人と組織の面から戦略的に企業を動かし、経営トップと目線を合わせながら、事業展開を推進する重要な役割を担う。教育研修担当となった以上は、現状の課題を抽出し、自らの力でその見直しや設計するスキルを身につける必要がある。こうしたニーズに対応して開発されたのが、日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)の教育体系構想力レベルアップコースだ。このコースを開発した、JMAM パートナーコンサルタントの金子誠二氏とJMAM チーフHRM コンサルタントの田崎洋氏に話を聞いた。