月刊誌『人材教育』2017年05月号

今月号の特集は「引き出せ! 40代の底力」です。

働き盛りですが、能力開発の隙間になりがちな40代。

新人とシニアの間で手本になりえる存在であり、
社会人人生の分岐点となる、非常に重要な世代です。

この世代を底上げし、パフォーマンスを上げてもらうことができるかどうかで、
企業の業績が大きく左右されるといっても過言ではありません。

効果的な手を打てなければ、ローパフォーマーや
「働かないおじさん・おばさん」を生み出してしまうことにもなります。

本特集では、40代のビジネスパーソンに悩みやホンネ等を聞くと共に、
底力を引き出す方法についてや、世代的な心身の変化などについて、
識者の知見や先進事例を紹介します。

人材教育 The Movie ~映画でわかる世界と人~ 第55回
「ぼくたちのムッシュ・ラザール」川西玲子氏 時事・映画評論家

「ぼくたちのムッシュ・ラザール」 2011年 カナダ 監督・脚本:フィリップ・ファラルドー

めざせ☆経営型人事 書籍に学ぶビジネストレンド 第50回
知っておきたいこれからの「マネジメント」トレンド

ビジネスのトレンドを知っておくことは、経営や人材を考えるビジネスパーソンにとって必須である。 本連載では、データバンクに勤め、1日1冊の読書を20年以上続けてきた情報のプロが、最新のビジネストレンドと、それを自分のものにするためのお薦めの書籍を紹介する。

巻頭インタビュー 私の人材教育論
国際創薬企業の基盤は
自ら学び考える、強い個の育成

田辺三菱製薬は、2011年から2015 年までの5年間、国内で6つの新薬を上市した。 海外でも、画期的な糖尿病治療薬、多発性硬化症治療薬の2つの大型製品を上市している。 新薬開発の成功率は、化合物3万個に1個と極めて低い。 にも関わらず、相次いで新製品を世に出す創薬力を支えているのは、治療法のない病に苦しむ人を、1人でも多く救いたいという強い思いだ。 使命感に燃える人材の育成法について、土屋会長に聞いた。

特集
引き出せ! 40代の底力

働き盛りだが、能力開発の隙間になりがちなベテラン社員。新人とシニアの間で手本になれる存在であり、社会人人生の分岐点となる、非常に重要な時代である。 中でも今、多くの企業でボリュームゾーンとなっている40 代に焦点を当て、彼ら彼女らを元気づけ、活性化する方法を探る。 組織の中で母数の多いこの世代にパフォーマンスを上げてもらえるかどうかは、企業の業績を大きく左右する。効果的な手を打てなければ、ローパフォーマーや「働かないおじさん・おばさん」を生み出してしまう。 40 代社員を取り巻く環境や変化、当事者たちの悩みやホンネ等も掘り下げつつ、人事・人材開発部門がすべきこと・できることや、先進事例を紹介する。

40代のリアル【調査編】
鍵はキャリアの見通しと仕事の社会的意義

現役40 代社員たちに、イキイキと、底力を発揮して働き続けてもらうためには、何が鍵になるのか。 ここでは小誌インターネット調査から明らかになったことを、抜粋版で報告する。

OPINION1 40 代が分かれ道!
「働かないオジサン」は
なぜ生まれるのか

ベテラン社員の中には組織の要として活躍する人がいる一方、モチベーションが低下してしまう人がいる。 中年期以降の男性、そして女性が「いい顔」で働き続けるには。 数多くのビジネスパーソン、人事部の実態を取材してきた楠木新氏に話を聞いた。

OPINION2 まだまだ伸びしろ、優位あり
40代の能力・人格変化と
人生の危機の乗り越え方

精神科医・心理学者のユングは、30 代後半から40 歳ころを「人生の正午」、40 代~高齢期までの中高年期を「人生の午後」と位置づけている。 人生の正午から午後にかかる40 代とは、具体的に、能力や機能、感情といった面でどんな変化がある時期なのだろうか。 発達心理学と老年心理学を専門とする髙山緑氏に聞いた。

SPECIAL COLUMN 女性にも男性にも訪れる!
人事が知っておきたい
40代からの心と体の変化

更年期を迎えた社員を、人事はどうサポートすべきなのか。 女性が社会で活躍することが当たり前となり、企業も対策を講じるべき時代が到来しているといえる。 男性もまた、ひそかに更年期症状に悩むケースが少なくない。 更年期の健康とキャリア問題に詳しい医学博士・有馬牧子氏に話を聞いた。

40代のリアル【個人編】
人生いろいろ
40代もいろいろ

「40 代」はベテランだけに、人それぞれ環境や状況が異なる。 マネジメントする人、マネジメントされる人、 男性・女性、配偶者や子どもがいる人・いない人―。 それぞれどんな思いや価値観を抱えて、仕事をしているのだろうか。 4 名の40 代たちに、少しだけホンネや体調の変化などを聞いてみた。 Image by MuchMania / Shutterstock.com

CASE 1 トヨタファイナンス
複数年かけて社内の価値観変容に挑戦
本気にさせるのは
徹底した内省と対話

トヨタグループの金融パートナーとして、1988 年に創立されたトヨタファイナンスは、人員構成のボリュームゾーンに当たる40・50 代向け施策を2012年から2015 年にかけて展開。 一定の成果を上げ、現在は次のフェーズに入っている。 同社の取り組みによれば、彼らを本気にさせるスイッチは心の奥底にあり、押すには周囲の関わりが重要なようである。そのココロは。

CASE 2 三井住友海上火災保険
“きれいなキャリアシート”は書かせない
43歳、仕事人生のハーフタイムに
自分と向き合う意味

三井住友海上火災保険は、33歳、43歳、50 歳時の社員を対象に、自らのキャリアを考えさせる研修を実施している。 中でも重視しているのが、43歳時に行う2日間のプログラムである。 「社内異業種交流」ともいえるほど多種多様な“同級生”が集い、互いの強み・弱みや今後のキャリアについて深く語り合うことで、仕事をするうえでの気づきや、成長に向けたモチベーションの向上につなげている。

著者に聞く
「退屈な講義」から脱却し
ビジネスで成果を上げる
「参加者主体」の研修手法を網羅

研修の効果を高めることは、研修担当者や講師にとって必須の課題。その課題解決のために、脳科学や心理学をベースに体系化されたのが「参加者主体の研修手法」である。参加者が主体的に考え、学んだことを記憶にとどめ、さらに現場で実践しようという気持ちにさせる──そんな研修を実現するためのノウハウを1冊にまとめたのが本書だ。著者で、その手法を学ぶプログラムを提供するダイナミックヒューマンキャピタルの中村文子氏に、刊行の目的や研修手法のポイントなどを聞いた。

寺田佳子のまなまな 第17回
お化け屋敷プロデューサー 五味弘文さんに聞く
“恐怖”の魅力

唯一無二の職業、お化け屋敷プロデューサー。 その肩書きを持つ五味弘文さんが今回の「まなまな」のお相手だ。 「お化け屋敷は誰にでもつくれる。だからこそ、誰も見たことがないものをつくりたい」と語る五味さん。お化け屋敷をエンターテインメントへと進化させるにあたって大切な“恐怖のメソッド”を、寺田さんが体を張って体験します!

人材育成を“可視化”する!
第5回(最終回):成果を可視化する方法

現場力を高め、変革をリードする人材の育成に欠かせないものは何か。 それは可視化できるような人材育成の「仕組み」をつくることである。属人的にならない仕組みを構築し、共有・運用していくことは、人材育成における基本ともいえるが、果たしてどれほどの企業でこれが確立されているだろうか。本連載は、経営と現場の視点で、人材育成の仕組みづくりについて解説する。

外国人材の心をワシづかみ!
日本発のマネジメント
第12回(最終回) 自社オリジナルのグローバル研修を開発する

世界の人材争奪戦において遅れをとる日本。 打開策は現地の人々のより深い理解、そして日本企業ならではの育成、伝統にある―。 異文化マネジメントに精通する筆者が、 ASEANを中心としたグローバル人材にまつわる問題の解決法を解説します。

ATDの風 HR Global Wind from ATD
<第2回> 脳科学とマインドセット、ラーニングデザイン

米国で発足した人材・組織開発の専門組織ATD(タレント開発協会)の日本支部ATD-IMNJが、テーマ別にグローバルトレンドを紹介します。

調査レポート:JMA「日本企業の経営課題2016」
経営者が考えている
組織・人材に関する課題とは
〜経営・事業に貢献する人材開発部門に向けて〜

日本能率協会(JMA)では、2016 年12 月、第37 回目となる「日本企業の経営課題調査」の報告書をまとめた。 この調査は、企業経営者を対象として、当面する経営課題についての認識を明らかにするために実施している。 本稿では調査結果の中から、人材開発部門が対処するべき組織・人材に関する課題について考察する。

人材教育最前線 プロフェッショナル編
人財の流動化が組織の垣根を越える
イノベーション集団への変革のシナリオ

化学繊維やフィルム、医薬品、ITとさまざまな分野に事業を展開する帝人。メーカーからソリューション企業へと変貌を遂げる同社が今、力を入れているのが「イノベーションが生まれる組織づくり」だ。 「常に10個程度のイノベーションの芽を育て、そのうち5つほどが、規模は小さくとも事業化される状態が理想」と語るのは、人事・総務本部長の早川泰宏氏。そのためには事業の垣根を越えた融合と、自分で仕事を生み出せる人財が不可欠だという同氏に、その真意を聞いた。

TOPIC KAIKAカンファレンス2017レポート
VUCA時代に日本企業が選ぶ
組織と人づくりの選択肢【後編】

人・組織づくりの先進事例が集まる「KAIKAカンファレンス」。 2014年のリニューアル後、4回目を迎えた今回は、グローバル展開に伴い、人材マネジメントを大きく転換する最中の日本企業の具体的事例や、パフォーマンス・マネジメントの方法、AIの導入なども報告された。先月号に続き、その模様の一部をレポートする。

社労士が斬る
イマドキお悩み相談
第26回 女性管理職の妊娠

働く人の価値観の多様化から「働き方」も変化し、現場の管理職の悩みも“イマドキ”なものになってきています。 そんなイマドキな悩みの解決方法を、社労士の藤原先生が紹介します。