月刊誌『人材教育』2018年02月号

今月号の特集は「感性を呼び起こせ」です。

感性とは、「物事を心に深く感じ取る働き。感受性」を指します。
感性が鋭い人ほど、周囲の出来事に敏感になり、
見たこと、聞いたこと、触れたこと、感じたことを活かして
パフォーマンスを向上させていくことが期待できるでしょう。

つまり、感性が高い人ほど成長していくと捉えることもできます。

AIが進化し、人間ならではの価値が問われています。
今こそ、“人間らしさ”の象徴ともいえる感性に
目を向けるべきではないでしょうか。

そこで今回は、「感性を呼び起こせ」というテーマで、
識者の意見と企業の取り組みを紹介します。

人材教育 The Movie ~映画でわかる世界と人~ 第64回
「ブラッド・ダイヤモンド」川西玲子氏 時事・映画評論家

「ブラッド・ダイヤモンド」 2006年 アメリカ 監督:エドワード・ズウィック

めざせ☆経営型人事 書籍に学ぶビジネストレンド 第59回
2018年以降のビジネストレンドを考える

ビジネスのトレンドを知っておくことは、経営や人材を考えるビジネスパーソンにとって必須である。 本連載では、データバンクに勤め、1日1冊の読書を20年以上続けてきた情報のプロが、 最新のビジネストレンドと、それを自分のものにするためのお薦めの書籍を紹介する。

巻頭インタビュー 私の人材教育論
こうすれば変えられる!
お部屋の空気と、組織の空気

独自のエアケア技術や商品ラインナップで新市場を創造してきたエステー。 一時期の業績悪化を脱し、2018 年3月期は過去最高益を見込む。 同社の好調をけん引するのは、創業者の三女で、名物経営者として名高い鈴木喬会長を叔父に持つ鈴木貴子氏である。 当初は社長になることは全く考えていなかったという鈴木氏だが、この5 年間、社員の意識を高めるため、何にどう取り組んできたのだろうか。

特集
感性を呼び起こせ

感性とは、「物事を心に深く感じ取る働き。感受性」をさす※。感性が鋭い人ほど、周囲の出来事に敏感になり、見たこと、聞いたこと、触れたこと、感じたことを活かしてパフォーマンスを向上させていくことが期待できるだろう。 つまり、感性が高い人ほど成長していくと捉えることもできる。 人間ならではの価値が問われる今こそ、“人間らしさ”の象徴ともいえる感性に目を向けるべきである。

OPINION1 役に立たないことに価値がある
感性を磨くには、
日常を逸脱する経験を

人間の感性を科学的に研究し、製品やサービスに応用する「感性工学」。 ロータリーエンジン開発を指揮し、後にマツダの経営を担った山本健一氏が 1980 年代に提唱した比較的新しい技術工学である。 今、なぜ感性が重要なのか、そして、感性を磨くにはどうすればよいのか。 感性工学の権威である長島知正氏に聞いた。

OPINION2 感性は努力で磨ける!
美的経験と知的な枠組みで
“洗練された人”になる

「感性」といえば、生まれ持った才能のように捉えられがちだ。 だが、本当にそうだろうか。 大人になって感性を磨く方法はあるのか— 感性と深いつながりを持つ美学の第一人者、國學院大学教授の西村清和氏に話を聞いた。

OPINION3 カギは内発的動機づけと環境づくり
感性を磨く“実践”のために
必要なこと

変化が激しく先行きが不透明な現代だからこそ、価値を生み出す源となる「感性」が必要だ―。 そう話すのは、オラクルひと・しくみ研究所代表の小阪裕司氏である。 人の感性と行動に焦点を当てた研究とビジネスでの現場実践を続ける小阪氏が考える、「感性を磨くためにできること」とは。 また、組織で感性を磨く難しさについて、話を聞いた。

CASE 1 ポーラ・オルビスホールディングス
グループの人材一人ひとりの“気づき”を促す
個性を尊重し、
感受性と美意識を高める施策

『感受性のスイッチを全開にする』―このようなミッションを掲げるポーラ・オルビスホールディングス。 2017年にグループ理念を刷新し、従業員一人ひとりの個性や感性を磨きながら、顧客の感性も刺激できるような人材の開発に力を入れている。 その一環として行われる美術館やアート作品に触れるユニークな取り組み、そして従業員の意識や行動改革について話を聞いた。

CASE 2 バンダイ
まずは身内を楽しませる!
独自な研修と社内イベントで
エンタテインメント魂に火をつける

「夢・クリエイション」の企業スローガンで知られる、玩具メーカー大手のバンダイ。 子どもから大人まで、世界中の人々に夢を届ける原動力は、「誰かをワクワクさせたい」という思いを、身近なレベルから表現できる企業風土にあった。

CASE 3 クレディセゾン
マインドフルネスで「今、ここ」に集中
“夢中力”や“遊び心”を重視して
社員のS. Q.(感性・創造性)を高める

クレディセゾンでは、今、求められているのは「時代・社会・人々の心の変化を察知できる人材」だと捉え、そのために必要なのがS.Q.( 感性・創造性)だと考えている。 「何にでも情熱を持ち、本気になって取り組むことで、S.Q.は磨かれる」。 その考え方はさまざまな取り組みに現れ、風土として根づいている。 感性につながる同社の方針について、話を聞いた。

企業事例 キヤノンマーケティングジャパン
個人のストレスの特徴・対処法が分かる
「ストレスマネジメント力向上研修」を
新卒社員向けに実施

キヤノンマーケティングジャパンの法人営業を担うビジネスソリューションカンパニーでは、新卒社員のストレス対応力を高めるため、アドバンテッジ リスク マネジメントの「ストレスマネジメント力向上研修」を2015年度より毎年実施している。同研修の導入経緯や効果などについて、同カンパニーの人材育成を担当するBSグループ事業計画本部 BSグループ事業計画部BSグループ事業企画課 の佐藤隆司氏、林明日香氏、阿部朝明氏に伺った。

企業事例 東急住宅リース
eラーニングをベースとして
社員の底上げに取り組む

東急不動産ホールディングスグループの主要事業会社の一社として、賃貸住宅事業を担う東急住宅リース。同社は、東急コミュニティー、東急リバブル、東急リロケーションの3社の賃貸住宅事業が統合して誕生した企業である。統合に伴い社内の教育体系が見直される中、全社員に共通する学習の軸として導入されたのがJMAM eラーニングライブラリ(以下、ライブラリ)。同社がどのようにライブラリを活用しているのか、経営管理本部総務・人事部人事グループの川邊義洋氏、丸山梨沙氏にお話を伺った。

不確実性の高い時代を勝ち抜く
「強い経営者」を育成するには

環境変化の激しい現代社会では、時代の変化を見極めることのできる「大局的事業観」を持った「強い経営者」が必要だ。そうした次代の経営人材を育成するのが、日本能率協会の「JMAマネジメント・インスティチュート」の最上位プログラム「部長のためのエグゼクティブ・マネジメントコース」である。同コースの特長などについて、研究プログラム総合ファシリテータを務める山中俊之氏と、企画・運営を担当する三宮一輝氏に聞いた。

連載 中原 淳の学びは現場にあり!  最終回?!
演出家のいないミュージカル劇団!?
音楽座ミュージカルの
クリエイティブな稽古場

今回はミュージカル劇団の稽古場にお邪魔してきました。 観る人が思わずその世界に引きこまれてしまう魅力的なミュージカルはどのようにして創られているのか? 「創造の現場」から見えてきたものとは。

寺田佳子のまなまな 第26 回
積木製作 関根健太さんに聞く
VRで実現する「失敗からの学び」

「VR 元年」といわれた2016 年以降、一気に普及し、さまざまな可能性が広がる仮想現実の世界。 VR が切り拓く人材育成の未来とは―? 業界の先駆者、関根健太さんの目に映る「新しい学び」について聞きました。

企業の研修施設に突撃! 研修効果を高める
ラーニングスペース 第6回 三井物産

「空間設計」は、社員の学びを促進する重要な要素のひとつである―。そう語 るのは、オフィス学を研究する東京大学大学院経済学研究科准教授の稲水伸行 氏である。特に企業が保有する研修施設には、研修効果を高め、学びを促進する 工夫があるはずだ。そこで本連載では稲水准教授が企業の研修施設をめぐり、 研修効果を高める工夫について解説する。今回は、三井物産の「三井物産人材開 発センター」を訪ねた。

歴史に学ぶ 女性活躍
第6回 適材適所の登用術 徳川家康の妻妾たち

日本史上、さまざまな分野で活躍した女性たちの背景や環境を浮き彫りにする本連載。今回は、徳川家康の時代に活躍した女性たちについてである。家康は女性たちに子を産ませるだけではなく、能力や才覚で見て取り立て、実務を任せた。どういう女性たちと、仕事ぶりだったのだろう。

人材教育最前線
プロフェッショナル編
人事制度や育成施策で人は変わる
だからこそ常に改善していく

ドラッグストアチェーンを全国に展開するマツモトキヨシホールディングス。厳しい競争環境の中、美と健康の事業分野において「売上高1 兆円企業」をめざし邁進する。 その成長を支えるもののひとつに人材育成施策があり、10 年前から整備に取り組んできたのが小部真吾氏だ。前職までの人事としての実績が評価され、人事課題の解決を託された小部氏は、資格認定制度とそれに連動した育成体系をはじめ、さまざまな改革を推進する。その効果は業績にも表れ、同社の躍進を支える原動力となっている。

世界で闘うリーダーになる
第4回 グローバルで闘う方法論
~その1 グローバル対話能力を
身につける

「今、日本企業にはリーダーが足りない」――。そう話すのは、日立製作所でグローバル人財戦略を担った山口岳男氏。リーダーを増やすために、まずは人材開発の担当者一人ひとりが、自身がリーダーになる意識を持ち、努力する必要があるという。 日本企業がグローバルで戦う方法とは。また、グローバルで通用するリーダーシップはどのように身につければよいのか。本連載では、同氏がこれまでの経験で得た知見を交えて、5回にわたり解説する。

ATDの風 HR Global Wind from ATD
<第11回>
グローバル・HR研究会から
~ “ 世界で戦える本社・組織運営”をめざす

米国で発足した人材・組織開発の専門組織ATD(タレント開発協会)の 日本支部ATD-IMNJが、テーマ別にグローバルトレンドを紹介します。

社労士が斬る
イマドキお悩み相談
第35回 新しい働き方がうまくいかなかった場合は?

働く人の価値観の多様化から「働き方」も変化し、現場の管理職の悩みも“イマドキ”なものになってきています。 そんなイマドキな悩みの解決方法を、社労士の藤原先生が紹介します。