月刊誌『人材教育』2018年03月号

記念すべき本号の特集は「『人材教育』30年の歴史と未来」です。

ビジネス環境の変化、特に技術革新のスピードは驚異的であり、
日本企業は、あらゆる面で従来の枠組みを超えた変革を迫られています。

変革の方向性を定める際に参考にしたいのが、過去の先人たちの取り組みです。
そこには、日本企業だからこそ選ぶべき道が隠されています。

そこで、今年で30年目を迎えた小誌の過去記事を題材に、日本企業の経営・人事・人材開発機能の変遷を見て、未来にとるべき策を考えようというのが、この企画の趣旨です。

小誌月刊『人材教育』もリニューアルを前に、過去を見つめ、未来につなげます。

めざせ☆経営型人事 書籍に学ぶビジネストレンド 最終回
時代の変化と働き方の未来

ビジネスのトレンドを知っておくことは、経営や人材を考えるビジネスパーソンにとって必須である。 本連載では、データバンクに勤め、1日1冊の読書を20年以上続けてきた情報のプロが、 最新のビジネストレンドと、それを自分のものにするためのお薦めの書籍を紹介する。

巻頭インタビュー 私の人材教育論
視野の拡大と課題解決を
同時に行う教育で
考え企画し実行する組織へ

森グループを源流とし、60 年の長きにわたり、都心部の大型開発や各地のリゾート地でホテルやリゾート事業を行ってきた森トラストグループ。 2016 年6月に、森章氏(現会長)から社長を引き継いだのが、森章氏の長女の伊達美和子氏だ。 伊達氏は、ともすればトップダウンになりがちな組織の体質を変えるべく、新しい知識と方法論を取り入れる教育に自ら注力している。その思いと具体策とは。

企業事例 国分北海道
社員のメンタルヘルスと
ES向上をめざし
役職者を対象に「EQ研修」を実施

全国で食の流通を手がける国分グループのエリアカンパニー、国分北海道は、「長期経営計画に掲げる顧客満足度No.1 を実現するためには、従業員満足度(ES)の向上が不可欠」との考えから、アドバンテッジ リスク マネジメントが提供する管理職向けの「感情マネジメント力向上研修」(EQ研修)を導入した。研修を導入した狙い、実施内容とその効果などについて、同社執行役員人事総務部長の庄原隆一氏に伺った。

自分流をやめる成功体験が
マネジメントのやり方を変える

研修に期待する効果の1つに受講者の「行動変容」がある。しかし実際には、なかなか行動変容に至らないというのが、多くの研修担当者の実感ではないだろうか。そんな中、行動変容にフォーカスしたマネジメント研修を提供するのがCAP 総研だ。研修受講者のうち、ほぼ全員がマインドチェンジし、5〜6割は行動が変わり、しかも継続するという。いったいどんな研修なのか、同社代表取締役の髭彰氏と研修部長の横山恵氏に話を聞いた。

最終号特集
『人材教育』
30年の歴史と未来

ビジネス環境の変化、特に技術革新のスピードは驚異的で、国際競争も激しい。 日本企業は、あらゆる面で、これまでにない変革を迫られている。 変革の方向性を定める際に参考にしたいのが、過去の先人たちの取り組みである。 そこには、日本企業だからこそ選ぶべき道が隠されている。 今年で30 年目を迎えた小誌の過去記事を題材に、 日本企業の経営・人事・人材開発機能の変遷を見て、 未来にとるべき策を考えようというのが、この企画の趣旨である。 また、小誌月刊『人材教育』は、記念すべきこの年に、リニューアルを決断した。 新たな形で夏頃より再出発の予定である。 私たち自身も、過去を見つめ、未来につなげたい。

『人材教育』30年の歴史と未来
CHAPTER I
『人材教育』と振り返るHRの30年

日本企業や組織の人事・人材開発部門はこの30 年、どんな旅をしてきたのか。 小誌の30 年と共に振り返り、未来への道を見つけよう。

経営・人事・組織の30 年を振り返る
経営的視点を持ち
学び続ける人事・人材開発であれ

特集の最初に、日本企業の人事・人材開発の 約30 年の旅路を概観したい。 長年にわたり、この分野のコンサルティングを続けてきた海瀬章氏が これまでの時代を1990 年代・2000 年代・2010 年代に区切り、 「経営・経済」「人事」「育成・教育研修」「組織活性化」 の4つの動向を解説。 そのうえで、未来への羅針盤となる提言を行う。

日本経済史に刻まれた人々
巻頭を飾ったトップたち

1998 年11月号にスタートした「巻頭インタビュー」では、企業トップ、有識者、 各界で活躍するアスリートや有名人を取材してきた。時代を切り拓いた人々の記事をあらためて振り返ってみよう。 (肩書・社名は当時。写真は過去の記事より抜粋)

RANKING OF FEATURES
特集テーマを振り返る

1989 年1月号から、その時々のニーズに合わせ、さまざまなテーマを特集に取り上げてきた小誌。 どんなジャンルが多かったか、改めてランキングにしてみた。時代の変遷を追いながら見ていこう。

『人材教育』30年の歴史と未来
CHAPTER II
OPINIONセルフ対談

人材開発分野の研究者の重鎮が、小誌に掲載された過去のご自身の記事を読みながら、 テーマ別に日本企業の過去と今を分析。未来へ提言する!

THEME「戦略人事」
このままでは育成機能は捨てられる!
日本企業が今すぐ着手すべき
戦略人事・育成 5つの変革

長年にわたり、日本における人事マネジメントを理論の面から先導してきた守島基博教授。 本誌においても、たびたび重要な提言や解説を行ってこられた。 なかでも2000 年12月号の記事「戦略人事とは何か」は、 日本企業の人事がめざすべき方向を提示する内容であった。 それから18 年。日本企業の戦略人事における進展度合いと、人材育成に関する課題と対策を聞いた。

THEME「グローバル人材」
日系グローバル企業は多国籍にあらず
「二国籍」マネジメントでは
アジアの人的資源が枯渇する

優秀な人材が確保できない―グローバル展開する企業に共通の悩みではないだろうか。 なぜ人が育たないのか、採れないのか。 長年来の問題に明快に答えるのが、東アジア、中国などの人的資源管理に精通する白木三秀教授だ。 2000 年11月号記事「アジアにおける欧米グローバル企業の人的資源管理」を振り返り、打開策を提案いただいた。

THEME「会社と個人の関係」
限界に達する雇用システム
キャリアの自律支援で
内向き組織からの脱却を

20 世紀も終わりに近づいた1999 年1月号の小誌で、大胆な予測を交えながら 「個人と会社の関係は、今後大きく変わる」と語ったのは自律的キャリア論で知られる高橋俊介氏。 それからおよそ20 年。個人と会社の結びつきはどのように変化したのか。 高橋氏に再び考察いただいた。

『人材教育』30年の歴史と未来
CHAPTER III
未来を担う学生たちからのメッセージ

今、この現代に大学生活を送る、フレッシュな学生たちは、 どういったキャリアプランを持ち、どのように学んでいるのか。彼らが望む学習環境とは。 留学生も含む、男女3人の現役大学生・大学院生に聞いた。

今をときめく学生座談会
アプリで学習する世代が望む
“成長できる環境”とは

人材教育の未来を考えるうえでカギになるのが、未来を担う若者の視点だ。 現在、大学や大学院で学ぶ彼らは、学びや自身のキャリアをどう考えているのか。 就職活動中の学生3人に、学びのスタイルやキャリアプラン、 企業に求めることについて自由に話し合ってもらった。

未来人材の育成と輩出
――今、人材開発部門が発揮すべき
リーダーシップとは

社会人野球のマネージャー、監督など日本一になる経験や、ホンダの人材開発に日米でリーダーシップ開発に携わり、現在は、多くの企業のリーダーシップ開発を支援するヒューマンクエスト代表取締役の大西みつる氏は「リーダーシップのパラダイムが今、大きく転換している」と話す。人材開発部門は、新しい時代に求められるリーダー像をどう描き、いかに育成していくか。お話を伺った。

企業事例 かんぽ生命
ワークライフバランスの実現に向け
働き方改革と連動してライブラリを活用

日本郵政グループの一翼を担うかんぽ生命。「お客さまから選ばれる真に日本一の保険会社」をめざし、「人を育てる社風=社員育成が活発に行われる環境」を構築することを人材育成の到達点として、会社を挙げて人材育成を強力に推進している。同社は働き方改革を推進し、削減した残業手当をJMAM e ラーニングライブラリ(以下、ライブラリ)を使った社員の自己啓発支援施策に投資している。ライブラリを実際にどのように活用しているのか、人事部ダイバーシティ推進室の伊藤陽介氏、人材開発部の劉晨氏に話を聞いた。

部長職にふさわしい
学び方とは?

変化が激しく、先行きが見通しにくい経営環境の中で、組織の上級階層である部長職の役割も以前とは変わってきている。そうした変化を踏まえ、日本能率協会マネジメントセンター(以下、JMAM)では、部長職を対象とした新たな研修コースを開発した。そこで、開発の中心メンバーの一人で、部長職研修の講師としての実績も豊富な田崎洋氏に、昨今の部長職に求められる役割と、JMAMが提供する新たな部長職研修のポイントについて聞いた。

寺田佳子のまなまな 最終回
裁判傍聴芸人 阿曽山大噴火さんに聞く
「自然体」で磨く個性とキャリア

最終回に登場いただいたのは毎日、東京地裁に“通勤”する阿曽山大噴火さん。 人知れず行われる「B級裁判」に魅力を見いだし、傍聴し続けること約20 年。 取材をネタにお笑い、著作、講演と活動の幅を広げています。 ユニークなキャリアはいかにして積み上げられてきたのでしょう? 「個の時代」を生き抜くヒントを探りました。

企業の研修施設に突撃! 研修効果を高める
ラーニングスペース 最終回 曙ブレーキ工業

「空間設計」は、社員の学びを促進する重要な要素のひとつである―。そう語 るのは、オフィス学を研究する東京大学大学院経済学研究科准教授の稲水伸行 氏である。特に企業が保有する研修施設には、研修効果を高め、学びを促進する 工夫があるはずだ。そこで本連載では稲水准教授が企業の研修施設をめぐり、 研修効果を高める工夫について解説する。今回は、曙ブレーキ工業のグローバ ル研修センター「Ai-Village」を訪ねた。

歴史に学ぶ 女性活躍
最終回 協力して江戸を戦火から救った嫁姑 天璋院篤姫と皇女和宮

明治維新から150年という年に、最終回で取り上げるべき女性たちといえば、篤姫(あつひめ)と和宮である。のちに倒幕勢力となる薩摩から徳川に嫁いだ篤姫。公武合体のため朝廷から幕府へ降嫁させられた和宮。共に徳川家討伐の危機を、どういう才覚と態度をもって乗り越えたのか。

人材教育最前線
プロフェッショナル編
人を見て、信じて、任せきる
徹底した信頼が、人を育てる

川崎重工業は、モーターサイクルから航空機、さらには産業用プラントなど多彩な事業を展開する総合エンジニアリングメーカーである。 総合職としての女性採用が始まって4 年目に入社した稲井氏は、情報システム部門を皮切りに、異動先で次々と未経験の業務を任されながらも、着実に成果を出してきた。 今、自らのキャリアを振り返って成長につながったと感謝するのは、可能性を信じて任せてくれた上司の存在だという。

世界で闘うリーダーになる
最終回 グローバルで闘う方法論
~その2 リーダーシップと
「 志(こころざし)」

「今、日本企業にはリーダーが足りない」――。そう話すのは、日立製作所でグローバル人財戦略を担った山口岳男氏。リーダーを増やすために、まずは人材開発の担当者一人ひとりが、自身がリーダーになる意識を持ち、努力する必要があるという。 日本企業がグローバルで戦う方法とは。また、グローバルで通用するリーダーシップはどのように身につければよいのか。本連載では、同氏がこれまでの経験で得た知見を交えて、5回にわたり解説する。

ATDの風 HR Global Wind from ATD
<最終回>
ATD2017 Japan Summitレポート

米国で発足した人材・組織開発の専門組織ATD(タレント開発協会)の 日本支部ATD-IMNJが、テーマ別にグローバルトレンドを紹介します。

社労士が斬る
イマドキお悩み相談
最終回 何年も前のセクハラ通報

働く人の価値観の多様化から「働き方」も変化し、現場の管理職の悩みも“イマドキ”なものになってきています。 そんなイマドキな悩みの解決方法を、社労士の藤原先生が紹介します。

調査・レポート
eラーニング活用に関する調査
活用目的「福利厚生の一環」が3倍に
働き方改革の進展が影響

日本能率協会マネジメントセンターは、国内企業のeラーニング活用について調査を実施し2018年1月に調査結果の概要を公表した。この調査は2013年度より隔年で行われており、今回が3回目。今回の調査結果は、導入形態や学習時間に働き方改革の影響が見られるなど社会情勢を反映したものとなった。ここではその一部を抜粋して紹介する。